我が家では子どもが寝る前に読み聞かせをしています。
今回は読み聞かせをしていて、読んでいた僕も楽しめた絵本を紹介したいと思います。
何か面白い絵本はないかな?
最近同じ本ばかり読んでいるから別の絵本を読んであげたい。
そんなパパママに手に取っていただけたらと思います。
『チビねずくんのながーいよる』
(出典:ダイアナ・ヘンドリー作、ジェーン・チャップマン絵、くぼしま りお訳、ポプラ社)
あらすじ
誰もが寝ている、真夜中のお話。
とても怖がりな、ねずみのチビねずくん。
お家の外からは風の吹く音。
「何かがお家の周りを走っているよ!」
音がするたび、ぐっすり眠っているオオねずくんを起こします。
オオねずくんは不機嫌そうにチビねずくんの質問に答えて、また眠りにつきます。
でも、チビねずくんはそれ以外の音も気になって眠れません。
そして、またオオねずくんを起こします。
楽しみポイント1:絵がかわいい
まず、この絵本、絵がとにかくかわいい!
チビねずくんとオオねずくんの表情や仕草がとても可愛らしく描かれています。
全ページ色鮮やかで、それがまた世界観に引き込んでくれます。
個人的には眠れず寝転がっていろんなポーズをとっているチビねずくんの様子が可愛いなと思います。
また、2人(2匹?)のお家の中も実世界にあるものを利用して描かれています。
読み聞かせしながら、「これ、遊ぶときに使う○○じゃない?」といった会話も生まれます。
楽しみポイント2:2人のやりとりが微笑ましい
真夜中に聞こえてくる音が気になって仕方がないチビねずくん。
音がするたび「お化けがいるよ」「どろぼうがいるよ」と不安でいっぱいになりオオねずくんを起こします。
眠い目をこすりながらも、ちゃんと音の正体を教えてくれるオオねずくん。
怖がりのチビねずくんは、なんとかしてオオねずくんと一緒の布団で寝ようと試みますが、全ていなされてしまいます。
でも、最後には…。
音の正体について、見当違いなチビねずくんと冷静なツッコミを入れるオオねずくんのやりとりが、読んでいて微笑ましいなと感じます。
また、2人を自分の子どもたちとのやりとりに重ねてみてしまいました。
何とか上の子に取り入ろうとする下の子を見ている感覚ですかね。
でも、上の子は全然それには興味なくて。それで、下の子が泣き出して。そうしたら、やっと上の子がどうしたの?って感じで。笑
読み聞かせをしているこっちが思わずクスッとしてしまう、そんなやりとりです。
(これが所謂「エモい」…?)
まとめ
- 絵がかわいい!色使いもとても綺麗
- チビねずくんたちのやりとりが読んでいて微笑ましい
また、この絵本は擬音語が多く使われています。
ピューピュー風が吹く音だったり。
トントントン枝が窓を叩く音だったり。
擬音語を上手に表現できるかは物語へ聞き手を引き込む大きなポイントだと思います。
僕個人としては、子どもがチビねずくんたちに感情移入できるよう、必死に表現しています。笑
それで子どもが絵本をじっと見てくれていると、こちらも楽しくなります。
ぜひ、皆さんも一度読み聞かせなどで読んでみてください!
ちなみに、おすすめ年齢は2歳〜となっているみたいです。
それでは!
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